資産運用

つみたてNISAおすすめファンド3選

つみたてNISA購入時のポイント

手数料(信託報酬)が低いこと

投資信託では、運用するファンドごとによって信託報酬といった手数料がかかります。信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうためにかかる手数料のことを言います。損益によって引かれる手数料ではなく、保有している投資信託の純資産額に対して数%といった形で差し引かれます。

信託報酬には年率0.1%以下のものから1%超えのものが存在しています。

つみたてNISAは最長で20年運用することから、手数料は気を付けるポイントになります。

100万円積み立てた場合の信託報酬
  • 信託報酬が0.1%の場合・・・1,000円/年
  • 信託報酬が1%の場合・・・・10,000円/年

上記の通り、同じ100万円を投資したとしても信託報酬によって必要となるコストが変わってきます。普段のサービスなどをみると、高い金額を払ったほうが良いサービスを受けられると思いがちですが、投資の世界では真逆です。できるだけ手数料がかからないもののほうが、信用があり良い結果をもたらしてくれるものが多々あります。

おすすめファンドはこれだ!

僕がおすすめするファンドは米国の指数に連動したファンドになります。指数(インデックス)に連動する運用が行われるものをインデックスファンドと呼ばれています。

つまり、米国インデックスファンドがおすすめとなります。

ファンド名信託報酬純資産額連動指数
eMAXIS Slim米国株式S&P5000.0968%4078.60億円S&P500
楽天・全米株式インデックス・ファンド0.162%2578.35億円CRSP USトータル・マーケット・インデックス
楽天・全世界株式インデックス・ファンド0.212%905.71億円FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
※2021年5月14日時点

これらはどれも信託報酬が低く、人気のあるファンドとなります。

eMAXIS Slim米国株式S&P500

特に、「eMAXIS Slim米国株式S&P500」は僕もつみたてNISAで運用しているファンドになります。S&P500という指数は、米国の成長する大型株500銘柄で構成されています。この指数は時価総額加重平均と言われる方式で、銘柄の時価総額の大きさに合わせて銘柄ごとのウエイトが異なる方式になります。

つまり、マイクロソフトやグーグル、アマゾンやアップルといった時価総額が大きい銘柄をたくさん購入して、時価総額が小さい銘柄はあまり購入しないといったイメージです。

時価総額加重平均のメリットは、時価総額が小さい銘柄の影響を受けにくいということになります。

反対にデメリットとしては、時価総額が大きい銘柄の影響を受けやすかったり、時価総額の小さな成長性が見込める銘柄を取り逃がすことも挙げられます。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、CRSP USトータル・マーケット・インデックスという指数に連動するようになっています。

この指数は米国株式の投資可能な銘柄を、ほぼ100%カバーしています。大型株、中型株や小型株のほぼ全てで構成されていて、その銘柄数は約3600銘柄になります。

長期的に見れば、中型株や小型株は大型株よりもパフォーマンスが良いことから、S&P500よりも優れたリターンが期待できます。

ですので、できるだけ分散させて米国市場に広く投資したいと考える方には、楽天・全米株式インデックス・ファンドをオススメします。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスという指数に連動するように運用されます。

大型株、中型株や小型株を網羅する全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数です。

構成銘柄は、米国、欧州および日本などの先進国株式に加えて、中国やインドなどの新興国株式を
含み、その数はおよそ8,000銘柄になります。

しかし、国別投資割合としては米国に50%以上比率がありますので、やはり米国の市場に左右されることとなります。米国市場が今後も成長することを考えつつ、合わせて世界的にも成長していくと考えられるのであれば、楽天・全世界株式インデックス・ファンドを購入することをオススメします。

おすすめファンドの特徴まとめ

おすすめファンドを3つ紹介させていただきました。まとめると以下のようになります。

おすすめファンド3選まとめ

eMAXIS Slim米国株式S&P500

  1. 米国の成長する大型株500銘柄で構成
  2. 大型株の時価総額加重平均
  3. 信託報酬が最安値
  4. 銘柄数は500銘柄

楽天・全米株式インデックス・ファンド

  1. 米国株式の投資可能な銘柄を、ほぼ100%カバー
  2. 銘柄数は約3600銘柄
  3. 長期的に保有する場合は中小型株が良いパフォーマンスを出す

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

  1. 全世界の大型株、中小型株を網羅
  2. 銘柄数は約8000銘柄
  3. 米国市場に50%以上比率がある

銘柄数が多くなればなるほど、分散されているとも言えます。自分のリスク許容度に合わせて選んでみると良いと思います。

今回紹介した3つのファンドは、そこまでパフォーマンスに差があるわけではないので、投資初心者の方は信託報酬が最安値である「eMAXIS Slim米国株式S&P500」を選んでみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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