傷病手当金っていう言葉を聞いたことがありますか?
学生時代では聞くことがなかったと思いますが、社会人になって働きだすと聞いたことがある人もいると思います。
そんな傷病手当金とはいったい何なのか。それをつらつらと書いていこうと思います。
傷病手当金とは
傷病手当金とは、ざっくり言えば仕事ができなくなった時にもらえるお金です。
具体的には3日以上休んでしまった場合(給料が発生しない場合)、4日目以降の休み日数分の手当金が支給されます。
傷病手当金がもらえる条件
傷病手当金を貰うには条件があり、以下の通りです。
1.業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
2.仕事に就くことができないこと
3.連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
4.休業した期間について給与の支払いがないこと
簡単に言うと、仕事に関係ない理由で仕事ができなくなってしまい、それが3日以上続き休んでいる間は給与が発生しない(有給を使うと給与が支払われるのでダメ)時にもらえるお金です。
傷病手当金を使った僕の事例
2021年のちょうどお盆が終わるころに虫垂炎になってしまいました。よく言う「盲腸」というやつです。
お腹が物凄く痛くなり、我慢できないほどにまでなってしまったので、急いで病院へ。
血液検査をした結果、体の中で起こっている炎症度合いが分かる炎症値のようなものが物凄く高かった。
すぐに虫垂炎と分かり、急遽入院して明日にでも手術が必要と言われました。何も準備もしていないのに急に手術になるんです。
手術は無事成功に終わり、術後の痛みを耐えていざ退院・・・
退院の前にお会計があります。金額は20万円越え。しかしここでは高額療養費制度を使用するため、金額は9万円ほどに抑えられました。
手術後は痛みがなかなか取れなかったこともあり、1週間ほど入院していました。その間は仕事は一切出来ていません。退院後も痛みがあったことから1週間ほどお家でお休みをしてました。
合計で2週間近く仕事もせずに休んでしまったのです。
しかし、傷病手当金を請求したところ、7万円ほど支給されました。そのため、10日間仕事をせずとも7万円を貰えたのです。
民間保険もいいけど傷病手当金だけでも問題ない
病気に備えて民間保険に入る人もいますが、傷病手当金だけでも入院にかかわる費用がすべてまかなえてしまいます。
そう考えると何のために民間の保険に入っているのでしょうか?
出ていくお金ともらえるお金を事前に知っておけば、民間の保険に入る必要がないかもしれません。
申請するだけでもらえるお金を知っているだけで、精神的にも金銭的にも楽になると思います。
僕の経験がお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。